旧正月の仏手柑と永春佛手
2023年もあけて、早くも半月。
春節も近いという旧正月のごあいさつになってしまいました。
遅くなりましたが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
先日、近所にある中国茶を扱う店のウィンドウに、縁起物の仏手柑が飾られていました。
手元にある『薬草の博物誌』(LIXIL出版)に収録されている『花彙(かい)』(小野蘭山著)という江戸時代の本草書には、「ミカン科/酢みかんの一種で砂糖漬けなどに用いる」とあり、「果実には胃腸を温め、機能を高める作用がある」と記載されています。
そういえば「佛(仏)手」という名の茶があったなと思いだし、この機会にいれてみることにしました。
調べてみると、佛手には、福建省北部で作られる「岩茶」と福建省南部の永春県で作られる「永春佛手」があるらしい。仏の手のように大きい茶葉なのが、命名の由来のようです。
清々しさの中にも華やかさが香り、落ち着いた外連味のない味なので、何煎もいけてしまいます🫖
「今朝も寒いですね」なんてあいさつが常套句の旧正月には、もってこいのお茶🫖かも。
今年も楽しい中国茶🫖の時間をみなさまと共有できますように🙌と、旧正月の願掛けです✨