『暑気払いの薬膳茶』もいと楽し✨
今年の春先、中医学や薬膳にくわしい中国茶の大先輩のお招きを受けて、薬膳のコース手料理をいただいてから、かつて学んだ中医熱がムズムズ🐛
お茶好きとしてずっと思っていたのは、中国茶は、まずおいしくて楽しみたいということ。
それから季節の生薬をプラスするという個人的な薬膳茶の実験⁉️を続けておりました👍

そんなタイミングで、6月の『中国茶とクラフトの時間』は『暑気払いの茶』となりました🫖
ウエルカムティーは『陳皮ジャスミン茶』を、氷をいれた冷茶で🧊
ベースの緑茶が渋めに出るタイプなので、陳皮(温州ミカンの皮)🍊も投入して前日からの水出しです🍃
緑茶・陳皮は暑気を払いの切り札にして、香りが心地よく気を巡らせて好相性💖
続いて、緑茶にならんで夏向きなのが白茶です🍂
『2007年のヴィンテージ白茶』は、熱湯でいれても、時間がたっても渋みも出ない。
どんな生薬とも味の相性がバッチリ👍
懐深い母のごとき老白茶は、気取らずガラスのマグカップがよろしいかと。
茶葉が沈むまでに時間がかかるので、ワークショップの様子を見ながら準備完了‼️

このガラスのマグカップは、デッドストック👍
結婚式でビールを注ぐものだそうで、色はピンクでダブルハピネスの柄です💖
老白茶は、まずストレートで飲んでいただきます。
茶菓子としては『水無月』一択。
夏越の祓 (なごしのはらえ)には、これしかない。
三角形の白いういろうに小豆を乗せた京都の伝統的な歳時菓子です。

白いういろうは氷室の氷、三角形は氷片に見立てたものとか。
そこに邪気を払う小豆を乗せて、平安時代から続く京の暑気払いの習慣です。
さて、老白茶の暑気払いのパートナーは、陳皮と桂花(キンモクセイ)。
女子力アップにクコとナツメをプラスして、ガラスのカップに注いで試していただきました。

最後は『台湾高山茶肉桂』🫖
いつもの工夫茶スタイルで飲んでいただき、煎を重ねて桂花をプラス。
桂花烏龍茶の即興版という感じですが、可憐なキンモクセイは甘く甘~く香るのです👍

お客様も各自で生薬を加えて、味や香りの変化を確かめてくださいました。
暑い中をお運びくださったみなさま、本当にありがとうございました。
少しでも暑気払いになれば幸いです🫖